登場人物一覧

ロットクインツ警察署(刑事勢)

ヘンリー・クロフト
ランバーズタウンのロットクインツ警察署猟奇殺人事件担当の刑事(警部)で、日々街の殺人鬼達と奮闘している。
26歳180cm。
行動的だが冷静な判断も出来る人物。自分の信じた事は貫けるがそれゆえに頑固なこともしばしば。
過去のある出来事から、犯罪者や被害者に過度に感情移入をしないことを決意しており、それ故犯罪者に容赦がなく、問答無用で取り押さえる場面も多々ある。

また弟や妹がいるが、意見の食い違いから父親と決別し家を勘当されてからは、家族とはあまり接触がない。

殺人鬼達からは「ジャッカル」
あくまで死肉しか喰らえない(犯罪者=人間のクズしか捕まえられない)、という意味であだ名をつけられている。
殺人鬼達に対しては基本名字で呼ぶ。特技は射撃で、また逮捕術の一環として近接格闘の心得がある。
武器は中折れ式のエンフィールド・リボルバー。

「お前にくれてやるのは鉄の檻じゃねえ。死刑台からの眺めを拝ませてやる」

フィリップス・ブキャナン
警部補。ヘンリーの部下であり良きパートナーで、同じく猟奇殺人事件担当。共に行動し現場での情報収集、張り込みなどを行う。
23歳178cm。

人懐こい故に、他人にいいように使われることもあるが周りから好かれる性格。
殺人鬼達の揺さぶりに動揺したり、加害者被害者問わず感情移入してしまうなど経験不足や若さ故に未熟な部分もあり、その度にヘンリーから叱責をくらっている。

郊外の田舎に年の離れた兄弟が5人おり、幼少期に父親を肺炎で亡くしている。
武器はFN ブローニング・ハイパワー。

「俺がここにいるのは、必要のないことで泣く人が生まれないように。そのためですから」

オルガスタ・ブラッドショー
ヘンリー達のライバル的存在の刑事。
重大組織犯罪課で、ギャング組織、違法ドラッグやクラブの摘発を行っている。28歳185cm。

勝気で傲慢で、自分の正義を疑わない典型的なおごっている人間。演技がかったような話し方や振る舞いが人の癇に障る。刑事なのに名字の意味が「血祭り」なのを若干気にしている(スペルはBRADSHAW)。

度々ヘンリー達にちょっかいをかけては足を引っ張る。
幾度か巻き込まれ殺人鬼達に狙われるがなんだかんだ危機を回避する強運の持ち主。
武器は年季の入ったアンティークのリボルバー。 

「そのアホ面はなんだね?テムズ川の魚のような口を閉じたまえ」

ビョルネンコ・シシェンスキ
警部補。ブラッドショーの部下で、ロットクインツの紅一点。イギリス育ちのスウェーデン人。23歳170cm。

上司のブラッドショーをボスと呼び祭り上げてはヘンリー達に野次を飛ばし、特に同い年のフィリップスには当たりが強い。
過去に止むを得ず犯罪者を射殺したことを悔やんでおり、2丁拳銃を使うのは早期の降伏を促す威嚇からきている。

射撃の腕は良く2丁の拳銃を脇のホルスターに下げて持ち歩く。蹴り技も得意とする。意外と寂しがり屋のため、白いペルシャ猫のウィルマを飼っている。

「うちのボスが一番に決まってるじゃない。おめおめ逃げ帰るなんて、なっさけない!」

ウィリアム(ビル)・バーチコック
ヘンリーの元上司の警視。愛称はビル。現在はデスクワークに身を置き捜査の一線からは退いている。67歳169cm。

現場は引退したものの、かつてはロットクインツの鰐(静かに絶好の機会を待ち構え、一度喰らえば絶対に離さない意)と恐れられた敏腕刑事。非常に紳士的で温厚な性格だが、町の権力者や裏の人間の一部に幅が効くなど周囲へ影響力のある人物でもある。

身一つで警察の世界に飛び込んだヘンリーを部下にし彼を学ばせると共に多くの事件を担当した。     警察唯一の汚点ともいえる「アン・スー」事件を担当し、後に責任を感じて現場職を降りたのではないかと噂されている。

「何事もあまり深く捉えないことだ。好奇心は猫を殺すかもしれないが……過剰な正義感は、確実にお前を殺すぞ」

リヴィラマリア
マリアとも呼ばれる、ヘンリー達に度々ヒントを教えていく謎の女性。171cm。

殺人鬼達と行動を共にするでもなく、ましてや警察の味方でもない。
現場から犯罪の証拠品を奪うこともあれば、逆に犯行の決定的な証拠を示唆することもあるなど、気まぐれな行動が多い。
素性や動機が読めないとして、カラプスダロウからは危険視されているが、華麗なドレス姿からは想像もできない運動神経の持ち主で殺人鬼の毒牙にも掛からない。

武器は手広く扱うがお気に入りは鞭状にしなる剣のウィップソードで、常に鞘を右肩に巻き付けて持ち歩いている。

「男は嘘つきね。でも、女は嘘を纏うの」

殺人鬼勢

ロイナー・E(エヴァンズ)・マクレガー
花形殺人鬼(スター・ザ・シリアルキラー)の別名を持ち、屈指の強さを誇る猟奇殺人鬼。26歳168cm。

ヘンリーを気に入り何かと付け回しては彼のかつての汚職事件や警察の闇を真っ向から突きつけてくる。
人間をバラバラにして弄び食す。また男女構わず誘惑し死姦する性癖を持つ。

幼少期に実の父親に強姦され、また豚と性交させられるなどの性的虐待を受けた為、大きく人格が歪んでいる。人を食べる基準は自分が嫌いな人物で、同族に食べられる=家畜同然という侮蔑の意味がある。

武器は二刀の肉切り包丁をメインに扱う他、身体中に隠し持つフィレナイフなども投擲に使う。

「万人愛すなら、生者も死人も愛すべき、だよ」 

デニス・ホンペッゾ
犯罪者しか殺さず、一般人には絶対に手をかけない殺人鬼殺しの殺人鬼。
ユダヤ人。225cm。

ゴーグルと鉄のマスクで顔を隠す大男。
巨大な武器を軽々と扱う大柄な巨漢で、素手で人間を殺せる程の怪力。
家系的な理由で迫害された人間で過去に何度も嬲り殺されそうになっている。
左目は瞼が焼け溶けたせいで半分しか開かず、右目のまわりも焼け爛れている。

武器はハンマーと斧を組み合わせたようなブロードアックスハンマー。
時折チェーンソーや鉄材なども使う。

「聖書にだって書いてあるぜ、罪人は罰しろってな。……潰して殺せとは俺が付け加えたが」

リップライチ&ラップベリー

まるでコピーしたかのようにそっくりな双子の殺人鬼。通り名は「バッドスイーツ(腐った果実)」。本名は無く、名乗っている名前は元いたサーカスでの芸名。どちらも15歳157cm。


仮面を被り道化師のような格好をしており、身体的違いは無いため服装で判断するしかない(リップは赤茶のベストに白黒の尻尾、ラップは紫のベストにフリルのリボン)。

顔を隠している仮面を外すことを異様なまでに嫌い、無理やり外そうとすると狂ったように癇癪を起こす。

武器は金のスローイングナイフと、手袋の中に仕込んだ鉤爪で対象を切り裂く。

「俺らからは絶対に、『逃げられない!』でも俺たちは、絶対に、『捕まらなぁい!』」

ギャラン・ツヴルチェク
二重人格に近い症状に悩まされる麻薬中毒者のチェコ人。
19歳176cm。

生まれつきADHD(注意欠陥・多動性障害)の為、その破壊衝動を殺人にぶつけている。麻薬を吸うと人格が変わったかのように残虐になるが、普段は気弱な青年。

普段携帯している物はサバイバルナイフ。ほとんど拷問では電動ドリルや金槌など一般的な工具しか使わない。

「う、うぅ……なんだよこれ、俺またやっちまったのか……ど、どうしよう……」

マーシャ・ヒルダ
紅一点でレズの殺人鬼。恋人のKJこと同性のケリース・ジャステイを溺愛している。23歳172cm。

男性と寝た後に殺害しその局部を切り取る。また自分より美人や器量が良いと思った女性は監禁して乳房を切り取る、膣破壊等の残虐の限りを尽くし殺人を冒す。
言動や行動全てがKJ中心に回っており、KJを侮辱されたり誘惑されると激昂するかヒステリックに泣き叫ぶ。

固定の凶器は無いがお気に入りは鋏で、拷問の際は木材や包丁など身近な道具を使っている。

「良かったじゃない、あんたら売女は男にヤられたいからそんな格好してひけらかしてるんでしょ。次は木材挿れてあげるからしっかりくわえなさい」

ケリース・ジャステイ
通称KJ(ケージェイ)、マーシャと常に行動している。20歳162cm。

一人称はあたしで、語尾を伸ばす癖がある。マーシャの恋人だが完全なレズではなく、男性も恋愛対象。
殺人はおろか犯罪は好んでせず、せいぜいマーシャとふざけて夜の建物に忍び込んだり物を盗んだ程度。護身用にスタンガンを持ち歩いている。

それなりに人付き合いのできる優しさがあるが、ほとんどマーシャに流されてしまっている節がある。
最近の悩みはマーシャの過保護により他人と接する機会がないこと。

「あたしはねぇ、マーシャがいればそれでいいやぁって思ってるのぉ」

エヴラール・ボージェ

通称エボラ(ロイナー始め周りがそう呼び始めやむなくあだ名となった。本人はあまりよく思っていない)。依頼された死体を秘密裏に片付ける裏の掃除屋。23歳179cm。


フォンテーヌブロー出身のフランス人で、無類の女好き。飄々としたおよそ殺人鬼とはかけ離れたような性格。おもにならず者から依頼される死体処理と昼のバイトで生計を立てている。

処理した遺体はほぼ表に出ることはない。


一切殺人はしないが数年前に実の姉リゼを謎の連続殺人鬼に殺されて以来、その犯人を探すためにあえて殺人鬼達と連んでいる。


「ま〜たえげつねぇ殺り方したなオイ、ミンチか粉にすりゃばれねぇかな」


バーバロウ・ヒュージャー

家族ばかりを狙う連続強盗殺人犯。犯行時、または殺害現場に必ずレコードを流していくことから「レコードマン」のあだ名で知られている。
愛称はバーベル。22歳190cm。

一人称は俺様。高飛車で傍若無人、性格は好戦的。口癖は何かとファッキンを付けたがる。貯めた金と技術でアメリカで豪遊するのが夢。犯行時にレコードをかけることを願掛けとして捉えている。 

武器はレコードを模した小型のチャクラムで、投擲の他に指に挟んで直接切りつける。

「喜べよファッキンファミリー。
この俺様、レコードマンがアメリカンドリームを掴む手伝いがお前らゴミにも出来るんだからよ」     

イアリークリフの子供達
街に潜んでいる子供達の集団で、気味の悪い崖、を意味する。
森の中のカバルヘイム教会を拠点とし、中心の三人(画像は左からエイナッタ、オルビー、チェイス)は常に教会にいる。

全員がハイランダー症候群であり、少なくとも子供のままの見た目で40年以上は生きていると云われる。
全員が遺伝子に何らかの障害があるようで、濃い紫色の瞳を持つ。
ランバーズタウンを監視するべく、三人以外の子供達は街全体に散らばっている。

オルビー・バルホーア
アン・スーに最も懐いていた子供。
Bの子供、の俗称を持つ。実年齢68歳。
アンの死後、実質的なカラプスダロウのトップ。殺人鬼でないがリーダーを請け負うのは曰く、殺人鬼だと自分達に利のある進め方をして破滅する。それならば一切関心のない自分が客観的に纏めた方がいい、とのこと。
子供達の中で唯一、アイミスとチェチーリという妻子を持つ。
「私たちは彼女を愛し、また彼女も私たちを愛してくれた。
我々はこの体と年月を持ってして崇高なる母の罪を、穢れた生贄共で贖わなければならない」

エイナッタ・アルコット
俗称、Aの子供。実年齢62歳。赤髪を後ろにまとめ上げている。
強気な性格で、一人称はあたい。年下のマーシャをマル嬢と呼び可愛がるなど、素っ気ないようで姉御肌な面もある。
「あたいは嫌よ、もっと可愛げのある娘が欲しいわ」

チェイス・コールマン
俗称、Cの子供。金髪。実年齢56歳。黄味がかった金の短髪。
子供達の中では比較的最年少であり、口調や考え方も短絡的。老いることのない自身の体質を気に入っているようで、あえて生足を晒すなど若々しい格好を好んでいる。
「奇妙なもんさ、アンよりずっと年上の俺たちが彼女を母親と思い込むなんてね」

アン・スー(当時24)

いわゆる「アン・スー事件」の元となった、既に死刑執行された女性。罪状は医者殺しと隠蔽。
彼女はカバルヘイム教会で身寄りのない子供達(後にイアリークリフの子供達となる)の面倒を見ていたとされる。
実は冤罪とも囁かれているが真相は不明であり、警察の中でも禁句の話題とされている。ヘンリーと当時彼の上司だったバーチコックが事件を担当しており、何か関係がある模様。
死してもなお、子供達からは信仰に近い敬愛を受けている。